2010年12月21日火曜日

コミPo!使用感想と将来性

コミPo!使ってみましたよ~
感想を一言で申すと「中々良いデキ!」

よく使うコマ、キャラ、吹出し、背景、小物、マンプ(汗などの感情を視覚したもの)、擬音、効果線とひと通りそろっております。
そしてどれもドラッグ&ドロップ特定のコマまで引っ張っていけばすぐ使えるのがまた良いですね。
ポンポンコマの中に配置していけばマンガらしいものが即作れます。
絵が描けない人でもマンガを描けることをウリにしていますが、それ以上にマンガを完成させられるまでのスピード感はネームを書くツールとしての可能性も感じさせ、行く末が楽しみなソフトに仕上がっております。

難点があるとすれば、やはりデフォルトの素材が少ないことですかね。
一応追加データ等売られていますが、現状の素材では高クオリティなマンガを描くには無理がありますし、多様なマンガジャンルがある中それらを描きたいユーザーを満たすだけの素材を一パブリッシャーが提供し続けるのに無理があるのは誰が見ても明白です。
やはりコミPo!を恒久的なサービスにしていくにはユーザーに素提供してもらう形にしていかないと簡易マンガツールの域は出れないでしょう。

http://getnews.jp/archives/89007
記事の中で田中圭一先生はシーケンサーを引き合いに出されておりますが、現状のコミPo!では音楽におけるシーケンサーが担っている役割には到達していません。

メタセコイアのような無償版のあるモデリングツールがあるので誰でも作れる環境はありますし、MAYAや3dsmaxを使いこなすプロが趣味で高クオリティな素材を提供してくれるでしょうから、 コミPo製作委員会有限責任事業組合さんにはぜひCGMの力をうまく使って欲しいなと願っています。

おそらくコミPo!が成功したと判断できるのは別会社からコミPo!の素材を販売するサービスが始まった頃かなと思っています。
おそらく同時期には有名なマンガを描かないマンガ家というのが登場して波紋を呼んでいるかもしれません。
むしろこれらの事態に至らなければコミPo!は一時的に話題になっただけですぐに消えゆくものになってしまうのではないかと私は危惧しています。

あともう一言あるとすればもう少し安くして欲しいということくらいですかねw
ちなみに私はパッケージ版を買ったのですが、田中圭一先生のサイン色紙が付いてきました。
まだあるのか分かりませんが、欲しい方はすぐにでもパッケージ版を買いましょうw

最後に私が転職する知り合いに向けて10分で作ったマンガを紹介して今日はお別れしたいと思います。

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